望遠鏡の製作

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ニュートン式反射望遠鏡の光軸合わせ

作成:滝 敏美
2020年5月15日

紹介

テクトロン社(Tectron Telescopes)が出していた"Perspectives on Collimation: Principles and Procedures", Vic Menard and Tippy D'Auria.の和訳をpdfファイルの形で提供します.テクトロン社はすでになくなっているようです.
このページからファイルをダウンロードできます.

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メールのあて先は滝 敏美です.

目次とまえがきを以下に示します.


目次

まえがき
1.序
2.望遠鏡の性能を決める要因
3.ふつうの光軸あわせの手順
4.誤解と光学的錯覚
5.主鏡の中心に印をつける
6.サイトチューブを使って光軸あわせの精度を上げる
7.チェシャー・アイピースを使って主鏡の光軸をあわせる
8.オートコリメーター・アイピース
9.オートコリメーター・アイピースに写った像を理解する
10.オートコリメーター・アイピースで光軸の収束を調べる
11.ニュートン式反射望遠鏡の光軸あわせの手順のまとめ
12.屈折望遠鏡の光軸あわせ
13.シュミット・カセグレイン望遠鏡の光軸あわせ
14.天頂プリズムの光軸あわせ
15.参考にした本と記事
16.付録

まえがき
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この本は望遠鏡を作る人と使う人のために書かれました.望遠鏡の性能を最大限まで引き出すために必要な方法を示すことを目的としています.特に,「ライトバケツ」と呼ばれる大型ニュートン式反射のファンのために書かれました.この人たちは,望遠鏡を分解して遠く離れた場所まで運び,そこで組み立て,光軸をあわせ,極軸をあわせなければなりません.自分の住んでいる町には暗くて澄んだ空が無いし,条件のよい場所に観測所を持っていないからです.
アマチュア天文家であるわたしたちは,自分の眉宇円強の性能を最大限まで引き出したいと考えました.うまく光軸あわせをすることによって,ふつうの望遠鏡からでも第一級の性能を得ることができることをわたしたちは知りました.ほとんどの本には,光軸あわせは多かれ少なかれ直感的で単純な手順であると書いてあります.しかし,わたしたちは少しばかり違った結論にたどり着きました.
わたしたちは,この問題に関して手に入れられるだけの文献を調べました.テクトロン社の光軸あわせツールの発売以来,このツールの実際の使用と鉛筆と紙を使ったブレーン・ストーミングを積み重ねて,わかりにくく技術的に複雑な光軸あわせの原理について理解することができるようになりました.どうやって望遠鏡の光軸をあわせるか,この手順はどういう原理に基づいているのか,どうやったら光軸があったと言えるのかをこの保;ンで説明します.
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ファイル

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"collimation.pdf" (1,790KB)



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